『日本名作シナリオ選 上下巻』

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上下巻すべての掲載映画シナリオを読むと、合計21本。

読み終わるのに意外に時間がかかった。

 

名作と銘打ってるだけあって、どれも迫力あるシナリオばかり。

多少好みと違うものはあるけど、好みでないと思っても、やっぱり読み出すと引き込まれてしまう。

それで各映画に現役のシナリオライターさんの解説がついている。このラインアップも豪華。

 

シナリオだけ読んで映像見てないものも結構あるから、せっかくなので、少しづつでもDVD借りて見ていこうと思います。

 

上巻

収録作品】 (解説者)
「盤嶽の一生」 山中貞雄 (田中陽造)
「無法松の一生」伊丹万作 (池端俊策)
「野良犬」 菊島隆三 黒澤明 (柏原寛司)
「羅生門」 黒澤明 橋本忍 (井上由美子)
「本日休診」 斎藤良輔 (加藤正人)
「東京物語」 野田高梧 小津安二郎 (山田太一)
「近松物語」 依田義賢 (大津一瑯)
「夫婦善哉」 八住利雄 (真辺克彦)
「浮雲」 水木洋子 (奥寺佐渡子)
「真昼の暗黒」 橋本忍 (青木研次)
「豚と軍艦」 山内久 (向井康介)

下巻

【収録作品】 (解説者)
「切腹」 橋本忍(古田求)
「にっぽん昆虫記」 長谷部慶次 今村昌平 (荒井晴彦)
「飢餓海峡」 鈴木尚之 (那須真知子)
「総長賭博」 笠原和夫 (武藤将吾)
「少年」 田村孟 (井土紀州)
「砂の器」 橋本忍 山田洋次 (輿水泰弘)
「新幹線大爆破」 小野竜之助 佐藤純彌 (山田耕大)
「祭りの準備」 中島丈博 (小嶋健作)
「幸福の黄色いハンカチ」 山田洋次 朝間義隆 (石井克人)
「鬼畜」 井手雅人 (篠絵里子)
 

 

 

『ボヘミアン・ラプソディ』(映画)

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Anybody find me somebody to love♫

 

あがった。

 

切なかった。

 

ボヘミアンラプソディ観てきた。

 

(以下、ネタバレ注意で)

 

フレディ・マーキュリーの後ろ姿が映る冒頭からウルウル来てしまった。

 

だってもうこの人は、もう世の中にいないのだから。

 

クイーンの曲は、学生時代、ほんと何度も何度も聞いたから、曲がかかると自然と口が動いてしまいました。。

 

当時はヘンな歌詞だなと面白がってただけだけど、今回映画観て、、そういう心情が込められていたのか。。と。

 

だから、映画の冒頭、Somebody to Loveから始まるのは、すごく象徴的というか。

 

映画のテーマが、フレディマーキュリーの、Somebody to Love を探す旅だと考えると、本人が気づいてからは、その曲はやっぱりかからなかったのが印象的でした。

 

だから、途中、自分を見失って自堕落な生活を、送っていたときに出会ったハットンとのくだり、、それほど時間は割かれてないけど、すごく印象的でした。

 

自分を見つけられないことには、Somebody to Loveは見つからないのでしょう。

 

今年は、ほとんど劇場で映画を見ることができなかったから、大して本数見れなかったのだけど、見た中では、断トツ良かった。

 

自分の中での今年ナンバーワンでした。

 

 

 

 

『家、家にあらず』(小説)

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松井今朝子の小説、『吉原手引草』『吉原十二月』に続いて、『家、家にあらず』


今回は、世界観が吉原でなく、大名の御家騒動に絡めての時代ミステリー。


 ミステリー部分の人物関係があまりに複雑で込み入ってて、途中投げ出そうかと思ったけれど、終わりまで読むと、悲劇的なエンディングではあるけど、なんとも言えないカタルシス。


3作目だけど、カタルシスの作り方がほんとうまいなあ。


言葉や微笑みで見せるだけが子への愛情ではない、生き様を見せることだって、れっきとした愛なのだ。


ミステリー読むぞプロジェクト、数年越しの45冊目。


 

『君の名前で僕を呼んで』(映画)

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(ネタバレ注意)


途中までは、ふーん、という感じで観てたのだけど、最後のお父さんとのやりとりでやられた。


そのやり取りこそが、他のこのジャンルの映画と一線を画すところだと思いました。


ここの部分で、この映画の印象がガラリと変わりました。


見て良かった。

 

 

『ドラえもん 新のび太の鉄人兵団』

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4歳の子供がドラえもんにハマりまくっていて。。テレビをジャックしている。

ので、自由に好きな時に自分が好きな映画を見れない。

 

仕方ないので、子供の映画を横から見る。

 

で、「ドラえもん 新のび太の鉄人兵団」、面白かった!

 

ロボットをほしいと思っていたのび太くん、どこでもドアで、南極をうろついていると、何者かが隠した巨大ロボットを見つける。

で、自分の家の近所で巨大ロボットで遊ぶわけにはいかないんどえ、ドラえもんの道具で、パラレルになった鏡の国で、ロボットを動かして遊ぶ。だけど、そのロボットが実は、いずれ人間を奴隷にしようと企んでいたロボットの国が隠していた殺戮兵器だとわかる…みたいな話。

 

日常でロボットが世界を破壊する話は、ドラえもんという世界観にはそぐわないだろうから、それを鏡の国というアイデアで解決しているところがすごいなあ。

 

それだけでなく、人間を奴隷にするための物見役的なキャラの人間の姿をしたロボットと、巨大ロボットを動かす頭脳ロボットのキャラがいて、それがすごく切なくて。自分の存在が消えるかもしれない決断が、もう。。予想外に感情移入。最後、ウルっと来た。

 

自分一人では見なかっただろうから、子供に感謝。

 

 

『マダガスカル』1〜3

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幼稚園児の子供が観ている横から覗きながら、マダガスカル1〜3まで見た。


第一作目は、ニューヨークの動物園の主人公たちが、子供の頃に離れたアフリカの野生を懐かしみ、旅に出るも、誤ってマダガスカルに等地してしまう、というお話。


第二作目が、マダガスカルからニューヨーク帰りたいと思って旅立つと、今度は当初の目的地だったアフリカについてしまう。


第三作目は、アフリカから、途中、モンテカルロのカジノで警察に目をつけられて、逃げるうちに、サーカス団に紛れて、ヨーロッパ経由で、ニューヨークに戻ってくる話。


一作目、二作目は、ふーん、という感じで普通に面白かったけど、3作目がめちゃくちゃ面白くなってて。キャラが作品を追うごとに定着しているというのもあるけど、3作目のモンテカルロの執念深い女警官がぶっ飛んでる。ストーリーもサーカス団に紛れこんでのサーカス団の元メンバーとのやりとりもいい。警察から逃げるための方弁で、サーカスのメンバーに嘘をついてしまったことで起こる亀裂とか、展開の意外さと、ドラマ部分がうまく噛み合ってて、大人も楽しめる3作目でした。面白かった。

 

『とんび』(重松清)小説

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重松清原作読む前、泣かされてなるものか、と、身構えて読み始めるのだけれど、来るぞ来るぞと思いつつ、やっぱりウルッと来てしまう。


サッカーに例えるなら、相手チームに得点ランキングを快走するゴールゲッターのフォワードがいて、ディフェンスは常にマークしてるんだけど、ふっと視界から消えたと思ったら突然現れてヘディングシュート決められてる、みたいな。。


ヤスさんが息子にいつか、母親が息子を庇って命を落としたと事実を伝えないといけない、そのタイミングを待っているんだけど、別ののっぴきならない問題が起こってそれに対処しようとしてると、ふっと顔を出して不意打ちを食らわされる。。


それは、ヤスさんが東京行くかどうか問題でも、ヤスさん自身の、会ったこともなかった父との再会と抱き合わせになってたり、、

もう、この辺のテクニックがすごく勉強になる。


わかっててもヤラレテしまいました。



 

『ズートピア』(映画)

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子供のアニメとバカにするなかれ。

 

人種や性別への、偏見、決めつけへの風刺の物語。

これを実写ですると角が立つから色んな種類の動物が進化して共存するズートピアという世界で起こる出来事としてストーリーを進めているのだけど、、もう、めちゃくちゃシナリオの勉強になる。メモしたいところがいっぱいあって、その辺の映画より、全然、ペンが走る。

 

主人公ジュディは、ウサギ初の新人女性警官。マッチョな世界での、女性の苦労やら、もちろん、ウサギが優秀な警官になれるわけがないという偏見を打ち破っていく。ジュディがバディを組む相手も、単にマッチョな相棒というわけでなく、ズルくて信用がおけないという偏見を持たれがちなキツネ(警官ではない)。バディ刑事ものとして、めちゃくちゃ面白い。

 

でも、このお話でいいところは、ステレオタイプへの決めつけはいけないことだというテーマなんだけれど、ステレオタイプへの皮肉もちゃんと笑いとして用いながらなので、ちゃんと笑えるし、テーマにからめとられて嘘くさい儀善になっていない。

あと、やっぱり誰だって、そのミスを犯してしまうというところもちゃんと描かれているので、すごく好感持てる。

 

見てよかった。

 

 

『マザー!』(映画)

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日本で劇場公開が中止になった不条理ホラーらしい。

 

途中まで、『ファニーゲーム』みたいな、嫌な話になるのかと思いきや、、

 

それでも、劇場公開中止になるほどかなと、思いながら見進めると、あ〜これかあ。。。

 

それは不快は不快だけど、でも、途中からあまりに不条理なツイストをしてくれたおかげで、

 

そこまでリアリティを感じず、、全く面白くないかと言えばそんなこともなく、、

 

なんとか最後まで見ることが出来た。

 

何とも微妙な感想になっちゃった。。。すみません。

 

 

『吉原十二月』小説 (松井今朝子 著)

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『吉原手引草』の松井今朝子さんの『吉原十二月』。

 

手引草も面白かったけど、こっちも面白かった。

 

両方とも、入り込むまで少しとっつきにくい、語り口なんだけど、いちど入り込むと、ぐいぐい引き込まれた。

 

歌舞伎に造詣の深い作者で、時代の言葉遣い、知識など、いちいちすごいなあと感嘆するのだけど、

 

独特な語り口で少しハードルがあるのは確かなんだけど、

 

それでも、途中から引き込まれるのは、ちょっとスパイス気味に入っているミステリー的な要素がすごく効いてて、

 

淡々とした語り口の中にも、登場人物に寄り添う優しさのようなものと、カタルシスで、はあ、最後まで読んでよかった、と思える。

 

ちょっと癖になりそう…ということで、ただいま『家、家にあらず』を読んでるところ。

 

 

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