『とんび』(重松清)小説

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重松清原作読む前、泣かされてなるものか、と、身構えて読み始めるのだけれど、来るぞ来るぞと思いつつ、やっぱりウルッと来てしまう。


サッカーに例えるなら、相手チームに得点ランキングを快走するゴールゲッターのフォワードがいて、ディフェンスは常にマークしてるんだけど、ふっと視界から消えたと思ったら突然現れてヘディングシュート決められてる、みたいな。。


ヤスさんが息子にいつか、母親が息子を庇って命を落としたと事実を伝えないといけない、そのタイミングを待っているんだけど、別ののっぴきならない問題が起こってそれに対処しようとしてると、ふっと顔を出して不意打ちを食らわされる。。


それは、ヤスさんが東京行くかどうか問題でも、ヤスさん自身の、会ったこともなかった父との再会と抱き合わせになってたり、、

もう、この辺のテクニックがすごく勉強になる。


わかっててもヤラレテしまいました。



 

『ズートピア』(映画)

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子供のアニメとバカにするなかれ。

 

人種や性別への、偏見、決めつけへの風刺の物語。

これを実写ですると角が立つから色んな種類の動物が進化して共存するズートピアという世界で起こる出来事としてストーリーを進めているのだけど、、もう、めちゃくちゃシナリオの勉強になる。メモしたいところがいっぱいあって、その辺の映画より、全然、ペンが走る。

 

主人公ジュディは、ウサギ初の新人女性警官。マッチョな世界での、女性の苦労やら、もちろん、ウサギが優秀な警官になれるわけがないという偏見を打ち破っていく。ジュディがバディを組む相手も、単にマッチョな相棒というわけでなく、ズルくて信用がおけないという偏見を持たれがちなキツネ(警官ではない)。バディ刑事ものとして、めちゃくちゃ面白い。

 

でも、このお話でいいところは、ステレオタイプへの決めつけはいけないことだというテーマなんだけれど、ステレオタイプへの皮肉もちゃんと笑いとして用いながらなので、ちゃんと笑えるし、テーマにからめとられて嘘くさい儀善になっていない。

あと、やっぱり誰だって、そのミスを犯してしまうというところもちゃんと描かれているので、すごく好感持てる。

 

見てよかった。

 

 

『マザー!』(映画)

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日本で劇場公開が中止になった不条理ホラーらしい。

 

途中まで、『ファニーゲーム』みたいな、嫌な話になるのかと思いきや、、

 

それでも、劇場公開中止になるほどかなと、思いながら見進めると、あ〜これかあ。。。

 

それは不快は不快だけど、でも、途中からあまりに不条理なツイストをしてくれたおかげで、

 

そこまでリアリティを感じず、、全く面白くないかと言えばそんなこともなく、、

 

なんとか最後まで見ることが出来た。

 

何とも微妙な感想になっちゃった。。。すみません。

 

 

『吉原十二月』小説 (松井今朝子 著)

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『吉原手引草』の松井今朝子さんの『吉原十二月』。

 

手引草も面白かったけど、こっちも面白かった。

 

両方とも、入り込むまで少しとっつきにくい、語り口なんだけど、いちど入り込むと、ぐいぐい引き込まれた。

 

歌舞伎に造詣の深い作者で、時代の言葉遣い、知識など、いちいちすごいなあと感嘆するのだけど、

 

独特な語り口で少しハードルがあるのは確かなんだけど、

 

それでも、途中から引き込まれるのは、ちょっとスパイス気味に入っているミステリー的な要素がすごく効いてて、

 

淡々とした語り口の中にも、登場人物に寄り添う優しさのようなものと、カタルシスで、はあ、最後まで読んでよかった、と思える。

 

ちょっと癖になりそう…ということで、ただいま『家、家にあらず』を読んでるところ。

 

 

『レディプレイヤー1』(映画)

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めっちゃ面白い! ワクワクした。

 

映画館で見逃していたけど、DVDでようやく見る。

 

元々 ゲームが好きな人間でもないので、仮想空間の 話が出てくるストーリーって、ちょっとハードルが高い。

 

でも、スピルバーグ監督。

 

一般の視聴者 でも入り込めて楽しいと思える お話に落とし込んでいるところがすごい。

 

世界観も、80年代に生きた 技術者が開発した 仮想空間という設定が、未来のSF を書いているにもかかわらず、ノスタルジックな 感覚と混じり合って、 なんだか切ない。ほろっとくる。

 

物語の構成も、登場人物たちが目指す目的も、仮想空間と現実世界のお互い影響しあっている感じも、いちいちシナリオ的に勉強になる。

 

それにしても、80年代に流行った 映画やらキャラクター の著作権を、これ全部クリアして同じ映画の中に登場させるの、めちゃくちゃ大変だっただろうなぁ 。監督だけでなく映画会社の スタッフの苦労まで思いやられました。

 

でも、あのアニメのバイクや、ロボット、あの映画の車が、同じ映画で肩を並べて登場を果たしていて、興奮しました。

 

原作の小説も読んでみたい! 英語の勉強がてら原書にも挑戦してみようかな。。

 

 

『横道世之介』(映画)

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面白かった。

 

原作、吉田修一と聞いて、へえこんなのも書くんだ…と、意外な思い。

 

 

シナリオを先に読む機会があり 地味だけど面白かったので映画の方も見る。

 

横道世之介の キャラクターがいい。

 

たまに未来から、世之介に関わった 脇の登場人物 が過去のことを振り返る インサート が入るという変わった構成。

 

最初は、少し戸惑うも、途中から、あーそういうことか、と、違和感なく 見進めることができた。

 

この構成をとった時点で、なんとなく結末が 予想できてしまったのだけれど、それでも心にじわりときました。

 

こういう映画、結構好き。

 

 

 

『幼な子われらに生まれ』(映画)

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全然スルーしてた。

 

友だちに教えてもらってみたけど、かなりよかった。

 

重松清の原作は、まだ読めてないんだけど、映画、よかった。

 

荒井晴彦脚本、いいなあ。

 

やっぱりここまで葛藤書ききらないとだめだよなあ。

 

 

『脳が壊れた』鈴木大介著

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身近で脳梗塞で倒れた人のことを、少しでも理解しようと手に取る。

 

ルポライター鈴木大介さんが、脳梗塞で倒れたあとの体験談を綴った本なんだけど、

 

こういう状態で自身の体験を書いたものって、読んだことなかったので、

 

そういうことが起こるのか。。驚きと共に、いやあ、これはつらいだろうな。。

 

でも、それを面白おかしく書かれてて、笑いながら読んだ。

 

この方の奥さんが元々、発達障害だったのだけど、その奥さんこそが、著者の一番の理解者となっているのが、

 

そのくだりに、思わず涙が出た。

 

ということで、現在、脳は回復する、を読んでいる途中。

 

 

『ビタミンF』(重松清 著)

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なんとなくこういう話なんだろうな、と先入観を持って読み始めるんだけど、

たしかにそういう感じなんだけど、

でも、やっぱり、安定感の中にも、それを超える驚きがあるんだよな。

 

『せっちゃん』という話と、『母帰る』(ちょっとタイトルうろ覚え)が、特に心に響いた。

 

 

『3年でプロの脚本家になれる脚本術』(本)

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すごく印象に残っている話は、やはり自分が映画を見ていて、面白かったところを何故面白かったかカードにしていく、という勉強法。

 

あともう一つは、プロとしてデビューするまでを、川と橋にたとえた話。

 

プロになることは、川の向こう岸にわたること。

 

川の上流に上っていくベクトルをシナリオの技術や実力だとして、川上に進んで行くことは力がついているということ。

 

もちろん、川下のまだ川幅が広いところ(まだ力がさほどついていないところ)で、向こう岸に渡ろうとすることもできる。

 

ただ、その場合、川幅は広いし、渡ろうとしても流されて溺れてしまう可能性もある。

 

だからとりあえずは、実力をつけて川上に上って行って、川が狭くなったところで渡ろうとする方が、まだ力がついていない川下よりもわたりやすくなる。

 

どこまで行けば、確実に渡れるということでもないだろうけど、なるほどなあ、うまいたとえだな。。

 

 

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