『いだてん』₍第35回 民族の祭典)

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いだてん、第35話は、ナチスドイツが国家の威信をかけて開催したベルリンオリンピックの話。

 

副題の『民族の祭典』というのは、レニという有名な女性映像作家(元女優なんだけど)が撮ったドキュメントで当時世界で大ヒットとなった『民族の祭典』からとっているのでしょうね。

 

 

この辺の詳しい話は、沢木耕太郎の『オリンピアーナチスの森で』という本があって、沢木耕太郎が生前のレニにインタビューしたものが採録されていて面白いです。もちろん、ベルリンオリンピックの数々の裏話も載ってますね。

 

 

話を戻して。

 

田畑のまーちゃんが、これまで勝ちさえすればいいという姿勢だったのが、それでいいのか?と考えさせるような情勢になってきてる。ナチスの台頭とか、全体主義の流れとか。

 

日本はその時代、植民地にした朝鮮の選手も、日本代表選手として送り込んでいたけど、そこは闇の部分であり。。

表彰台で、自分の国を植民地にしている国の国家を聴く悔しさを思うと切ない。

 

でもだからといって、周囲の人間が、民族が違うから素直に喜べないというのも経緯を欠いているしで、ほんと扱いが難しい。

 

足袋職人の大将が言ったように、「自分が作った足袋を履いて走ったら、どんな人種であろうと、俺は応援する」というセリフがほんとに本来のオリンピックのメッセージをうまく伝えている。

 

ネタ的なことばかり取り上げられがちだけど、クドカンのどちらにも偏りすぎないバランス感覚、大好き。

 

また、これまで朝ドラや大河ドラマ見ていて、いつも気になっていた似通ったプロットの繰り返し。

 

主人公が結婚し、また兄弟が結婚し、子供の代でも結婚し、、またそれやるの?

 

と、最後の方、だんだん飽きてくることが多いのだけれど、

 

『いだてん』は、何度もオリンピックを繰り返し、描いているのに、似通ったプロットになってない。

 

その時代に合わせてのオリンピックのどこを端折るか、切り取るか、どこをメインテーマに持っていくか、見ている側を飽きさせないように、すごく工夫していて。

 

あー、やっぱりシナリオって、省略が大事なんだなあと感じる。

 

どこを省略するかによって、どこを浮き立たせるか。それが大事なんだなと。

 

シナリオのトップのトップ技術が凝縮されていると感じるのでした。

 

シナリオはまだ読んでないけど、通して読むのが楽しみ。気づかない伏線とかもっとありそう。

 

 

 

 

過去記事:

 

オリンピアーナチスの森で

 

いだてん 第34回「226」

『アス』(映画)

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『ゲット・アウト』がめちゃくちゃ面白かったので、同じ監督さんの新作『アス』ってのを映画館でみる。

 

自分がちゃんと、学校も出させてもらえて、それなりに生活できているのは、たまたま恵まれた環境に生まれたからっていうのを、この映画見てて感じる。

 

自分がうまくいったりしたことがあっても、どこかで後ろめたい気持ちを抱いてしまったりすることがある。

 

たまたまなんじゃないかって。

 

かといって、その運をみすみす手放すことはできないし、守っちゃってる自分もいたりで。

 

そのことをちゃんと意識しながら、これからも精進していきたい所存。。

 

ホラー映画で、こんなことがあったら、ほんとに怖いのだけど、自分と向き合うことがいちばん怖い、などと思ってしまいました。

 

ちょっと映画の感想からは外れてしまったけど。

 

過去記事:

 

『ゲット・アウト』

 

 

 

『いだてん』完全シナリオ集 第1部 届く

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大好きな『いだてん』のシナリオ集、購入!

 

でも、まだ読まないよ。大事に読むだよ。

 

コアザラシの妹、1歳になったアザラコちゃんの脚が「いだてん」になりますように。

 

寝ているところにおまじないかけときました。

 

 

 

 

『アンナチュラル』(ドラマ)

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あざらしです。

 

本当はたくさん映画もドラマもインプットすべきなんだろうけど、それがままならない。

 

時間はないこともないけど、テレビは5歳のこあざらしに占領されて、夜中も寝かしつけしたあと、見る感じにならない。

 

ますますタブレットやスマホでドラマや映画を鑑賞するライフスタイルになっていくんだろうな。。

 

映画はまだ劇場に行きさえすれば邪魔が入らないから、とくにかく時間作ってみたいやつ、みておきたいやつをなるべく見る。

 

ドラマは、昔みたいに何でもかんでも録画して、一週目は見て、二週目からチョイスしていくなんて贅沢なことができないので、既にパッケージになったもので、面白そうなものを振り返ってみるという方法をとることにした。

リアルタイムに見れないのは残念だけど。

 

いきなり冒頭で言い訳がましく書いてしまいましたが、今更ながら『アンナチュラル』見てました。おはずかしい。。

 

掛け値なしに面白かった。

 

マスキュリンな職場で働く女性の視点がすごくよくて。

 

しかも社会派で。

 

恋愛話にしなかったところもよかった。

 

野木亜紀子さん脚本の映像作品を集中的に見ていこうかと思ってます。

 

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』₍映画)

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映画館に観に行ってきました。

音楽、タランティーノっぽい。サントラ欲しくなった。

 

昔、『パルプフィクション』が話題になったとき、既にCDの時代だったけど、まだレコードプレイヤーまだ持ってて、サントラLPで何度も何度も聴いてたことを思い出しました。

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

 

あまり起伏なく淡々と話が進んでいく。

 

予想できなかったわけではないけど、これ160分続くのかな?でも、なんだろ、細かいネタが昔見たタランティーノ映画を思い出したりして、画力、音楽、そういうちょっとしたもので、懐かしい気分でニヤニヤしてしまうんだけど…

 

クライマックス見て、ブラッド・ピット格好良すぎる。

 

残酷な描写いっぱいあるのに、笑ってしまうなんて…やっぱりすごい。

 

実は、映画観る前に予習したほうがいいと聞いていた。

 

でも、ネタバレは嫌だから、と、予備知識いれるの控えました。

 

映画観た後、もとになったシャロン・テート事件の背景読んで。

 

しまった…読んでおけばよかった。 後悔した。

 

読んでおけば、残酷なことを描きながらも、作者のやさしさ、願望が、もっと響いていたかも。

 

ほんと予習しとくべきでした。

 

 

『いだてん』第34回「226」+めぐろのさんま

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『いだてん』第34話。226事件の直後に、IOC会長が日本が、オリンピック候補地にふさわしいか視察に来る、という話を、めぐろのさんまにかけて語るという…。ほんとすごい。

 

「めぐろのさんま」の落語絵本を、5歳のコアザラシに読み聞かせた話をブログに書いた直後だっただけに、タイムリー。

 

当時のオリンピックは、ヨーロッパでしか行われたことがなく、アジアでやるなんて場違いという感じがあったんでしょうね。それが何十年と経て、今では、全然普通のことになっている。むしろ、経済力のあるアジアの方がド派手になっているくらい。

 

「めぐろのさんま」だって、銚子で獲ってきたさんまを魚河岸で買い求めたものを目黒で食べているにすぎないんだけど、世間知らずの殿様が、『やっぱりさんまは目黒にかぎる』なんて落語が出来たもんだから、海がないのに今やサンマのニュースに絡んで目黒のさんまが出てくる。

 

「やっぱりオリンピックは東京に限る」というのは、こういうことなのかなと思うけど、どうでしょうか。

 

それにしても、いだてん、相変わらず面白い。

 

前回はムッソリーニの独裁者、今回は226事件、来週はヒトラーのベルリンオリンピック。

 

(ベルリンオリンピックの話も、以前、沢木耕太郎の『オリンピア ナチスの森で』を読んだけど、面白いエピソード満載でした)

 

オリンピックが国威発揚の道具に使われ始める時代。

 

それを経験して、まーちゃんがどう成長していくか、オリンピックが本来どういうものであるべきか、問いかけていて、いだてん、スケール感大きすぎ。でも、時代のスケール感にドラマ全然負けてないよ!

 

個人的には、文化遺産レベルの傑作ドラマだと思うのだけど、、でも、全然気取ってなくて、ちゃんとおバカなとことか、下世話なとことか、登場人物も一人一人人間的で、愛すべきキャラで。。

 

楽しみにしていた、第一部シナリオ集もポチっとやったので、大事に読みたいです。

 

過去記事

 

めぐろのさんま

 

『オリンピアーナチスの森で』(沢木耕太郎 著)

 

『めぐろのさんま』(絵本)

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子供に読みきかせつつ、創作インプットにも役立てる。

 

今日は、落語を絵本にした『めぐろのさんま』

 

目黒のさんま祭りはニュースで、よく目にする。

 

最近は特に、ほかのアジアでもさんまを獲るところが出てきて、漁獲量が減っているという文脈でも、さんま祭りどうなる?という文脈でも。

 

和ものの絵本はどうかなと思ったけど、5歳のこざらしくん、物語に入り込んでた。

 

殿様の世間知らずなところが、おかしさなんだけど、

 

『やっぱりさんまはめぐろに限る』というオチに、こざらしは、ポカン。

 

最後のオチがいまいちよくわからんかった様子。

 

そりゃそうだ、さんまがどこで獲れるかなんてまず知らないし、目黒は山手線の駅として認識しているだけで。

 

でも、翌日も、またその翌日も、読んでとせがまれたところを見ると、面白いと思っている模様。

 

落語がベースということで、語り口もリズムがあって心地よいのか、おかしみが伝わってるのか、絵が好きなのか。

 

面白さのポイントは一つではないのでしょうね。

 

 

『アルキメデスの大戦』(映画)

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少し前に劇場で観ました。

 

着眼点、切り口がエッジがたっていて、ユニーク。

 

天才数学者が無意味な戦艦建造を阻止するために、数学で戦う。

 

アクションシーンは、冒頭部分にかなり迫力のあるものが入っているけど、メインの面白さは困難を乗り越えながら自説の照明をしていくというところ。

 

必然的に会話劇になっていかざるを得ないけれど、じゅうぶん観客の興味をひきつけるものとなっているのだなあ。

 

戦争自体がドラマに見えるけど、描かないといけないのは、その向こうというわけか。

 

 

『てぶくろを買いに』(新美南吉)(絵本)

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以前は、自分の読書や創作のための時間がなくなったとぶつぶつ文句を言っていた。

 

5歳のこあざらしくんは、寝る前の絵本を楽しみにしているので、寝かしつけで毎晩、必ず絵本を読んでいる。

 

子供のころ、親に絵本を読んでもらった記憶はないこともないけど、たぶん、いま、自分が子供に読んでいるほど頻繁ではなかった気がする。

 

とはいえ、小学生低学年の頃はうまく本好きにはなったのだけれど、創作仲間に聞くとやっぱりすごく読んでいて、自分は定番というものを読んでいなかったのだなあと、変なコンプレックスを抱いたりする。

 

でも、いまさら大人の自分が童話やら絵本を自分のためだけに読むって感じにはならないし。。

 

だから発想を変えることにしました。

 

子供への読み聞かせを利用して、自分の創作のインプットにも役立てよう。

 

子供時代の穴埋めをすればいいんだ。

 

2、3歳までは、よく電車図鑑的なものやのりもの図鑑的なものを読まされることが多かったので、つらいなあと思うこともあったけど、4歳になったくらいから、子供向けでも読み応えのあるものを楽しんでくれるようになった。

 

だから、ブログにえほんジャンルも随時あげていこうかと思う次第。

 

で、『手ぶくろを買いに』を読んだ。

 

小学校の教科書にも載ってたなあ、くらいの印象しかなかったんだけど…

 

5歳のこあざらしくんの食いつき、めちゃくちゃいい!

 

読んでいる側も、読みながら、心に染み入る。

 

ただ、一点だけ、親目線で読んで、母さんギツネが、子ぎつねにひとりで手袋を買いに行かせる経緯が気になった。

 

自分なら一人で行かせるかなあ。。。

 

 

『引っ越し大名』(映画)

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すごいなあ、松竹映画の定番になりつつあるなあ。

抜群の安定感。

笑えるし、ホロっと泣けるところもちゃんとある。

 

ただ単に、大名の引っ越しを材にとっているだけじゃなくて、

片づける、捨てる、という、こんまりブームの今の時代にも、繋がっている。

 

引きこもりから、大役を任され、ヒロインへの出会わせ方が、必然性があって、すごくいい。

そこで気持ちがひとつ上がりました!

 

 

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