『怒り』(映画)のテーマは怒りじゃない

邦画‐ドラマ comments(2) trackbacks(0) あざらし

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映画の『怒り』観て来た。

 

重厚感あって見応えあった。面白かった。

自分の勉強不足かもしれないけど、ああいう感じの構成は新鮮で、犯人は誰だ?的なミステリー要素で最初から最後まで中だるみすることなく、ぐいぐい引っ張られた。

 

なのだけど、映画観終わってバスに乗っていると、ふと色んな???が湧いてきた。

小説は読んでないからどうなのかわからないけれど、

少なくとも映画に関しては、タイトルが『怒り』だけど、テーマ自体は『怒り』ではなかったよな。。

怒りは描かれてないわけではないけど、作品そのものが伝えたいところはそこじゃなかったよな。

 

演出のうまさをミステリー要素に引っ張られて、終わりまで楽しんだんだけど、テーマは?

作品が伝えたかったことって…なんだったのかな…?と。

犯人は、なんに対して、怒ってたのか?そこはよくわからんかった。

じゃあ、テーマなんだろ?

 

自分の目の前にいる大切な人間がもしかして猟奇殺人をおかして逃亡中の容疑者かもしれない。

信じたい。でも、疑念がもたげ、なかなか信じることが出来ない。

人を信じることの難しさがテーマ? 

だとしても、すっきりしない。

信じきれないことで、後悔する人もいれば、信じたことで馬鹿をみる話が並列的に描かれているから余計に。。

とは言え、あのミステリー要素があるからこその面白さではあるんだけど。。

 

人を信じきれない、またはすぐ信じてしまう、そんな弱い私たちを取り巻く、そうせざるを得ない、道理の通らない不条理を描こうとしたのかな。だとすると、腑に落ちないこともない。

 

とはいえ、やっぱり圧倒的に面白かったことは確か。役者さん豪華でした。

 

 

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『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木飛呂彦 著

本・読書 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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ジョジョの奇妙な冒険でおなじみ荒木先生が創作の手の内を明かした本。

 

特にジャンプみたいな少年漫画は、ほんと大変だな。。

主人公は、ポジティブでなきゃ支持されにくいし、壁にぶつかったりとマイナスベクトルのストーリーばかりだと読者も離れていく。だから常に主人公のベクトルはプラスであるべきだと。

これって結構むずかしい。。やっぱり主人公の葛藤作る上で、悩ませたり、壁にぶつかったりとさせたくなってしまう。

 

第四章ストーリーの書き方、が印象に残った。

その中の、困難な状況に主人公を放り込む、という箇所。

おおまかにざっくりいいかえると、こんな感じかな。

ストーリーは最初から最後まできっちり作ってから描き始めるのか?との問いに、

荒木先生の答えは、主人公が勝つ、という着地点だけはあるとして、どうやって勝つかは決めず、

どういうキャラクターがいるか、を、考え、そのキャラクターを困難な状況に放り込む。

キャラクターと困難な状況のアイデア、この二つがあれば、ストーリーを作れる。

敵が強ければ強いほど、困難が困難であるほど、読者は興奮する。でも、それもなかなか大変だ。

ある話を作ってる時に、手ごわい敵との戦いに、主人公を危機に陥らせるのはよかったんだけど、

あまりに困難な状況過ぎて、危うく困難脱出をどうしたらいいかわからなくなり、やばい主人公このままでは負けるかも…となったらしい。なんとかして勝たなければという中で、キャラクターと一緒になって悪戦苦闘し、なんとか脱出できた、

 

てなエピソードを、先生は、語ってらっしゃいました。

でも、それくらい苦しまないと面白いと思えるストーリーにならないのだろうな。

 

映像のシナリオのプロットを考えてると、やはり終わりから逆算しながら考えることが多いんだけど、あんまりかっちりやりすぎると、それはそれでストーリーの破たんの少ないもになりつつも、まとまりすぎてて読んでてつまらないとなったりする。

読んでる方もストーリーが予測できるから。

かといって、きちんと転が出来てないストーリーは、映像シナリオだと、エンタメとして力が減ってしまうし。。

難しいところだ。

読み手に面白いと思わせようと思ったら、もっとのた打ち回りながら考えないといけないということなんだろうな。。

 

 

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真田丸 第37回 『信之』

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大泉洋の信幸が、ほんとに板挟みで、気の毒になる。

 

関ヶ原後、親子、兄弟、親族の分れ、それぞれいいシーンが多かった。

 

にも、関わらず、ことあるごとに、うんち!おしっこ!など、こあざらしからの妨害を受け、何度も巻き戻し、ぶつ切りで見なきゃならないが、フラストレーションたまる。

じっくりみたいよ…。

 

この回、ようやく高野山のふもとの紀州九度山の地名が出て来た。

真田昌幸、信繁親子は九度山にちつきょさせられることに。

 

ドラマのあとの、舞台となった場所紹介も、今回は、紀州九度山でした。

あざらしが紹介した、真田庵も、慈尊院も、映りました。

ストーリー自体、どんどん下り坂の話になっていくけど、どんな話になっていくのか、楽しみ。

 

九度山関連過去記事:

 

真田の里、九度山に行こう:紀見峠の旅館

 

真田の里、九度山へ行こう:九度山駅+真田ミュージアム

 

真田の里、九度山へ行こう:真田庵

 

真田の里、九度山へ行こう:里の風景

 

真田の里、九度山へ行こう:慈尊院+有吉佐和子『紀ノ川』

 

 

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『聲の形』(こえのかたち)アニメ映画観た感想

アニメ映画 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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こえのかたち、映画館、超満員!

午後3時過ぎの会、売り切れ。

仕方なく午後6時少し前の回で見るも、それでも満員。

 

いやあ、一ヶ月以内にアニメ映画2本も観ることは、あんまりないのだけど、

『君の名は。』に続いての今月2本目。

 

こえのかたちの映画、一言でいうと、すげーよかった。

アニメそんなに詳しくないけど、なんだこの画のクオリティの高さ。。

音楽のチョイスとか入れ方とかも格好いい。。いきなり、ザ・フーかよ。。

 

それでも、やっぱりテーマがテーマなんで、スカッとする話じゃない。

でも、心の流れを丁寧に追ってく。。ストーリー展開でぐいぐい引っ張っていくタイプの映画じゃない。

それでも、最後尾の席から客席うめるお客さんの後頭部見てると、映画に入り込んでるのがわかる。

 

いろいろ考えさせられる。

どうやったら赦されるのか。

それは赦されるべきことなのか。

なにをしたら、自分がしたこととバランスがとれるのか。

ひとによって意見が別れるかもしれないなあ。。とか。

 

恋であってはいけないよな。。

そうなると違う話になるし。

でも、恋抜きでも語れないよなあ。。

そこもテーマからブレてなかった。

 

ウルっときたところもあった。。

 

うん、よかった。いい映画でした。

 

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亀有駅が40年の連載を終えた『こち亀』に全力でお疲れさまでしたをしている!!(画像有)

あざらし的散歩・街角写真館 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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亀有のモールに映画、観にいった。

ラッコは、一足早く、『怒り』を観に行き、映画終了と同時に、こあざらしを託し、

交替で、あざらしも、そのあと映画を見る手はず。

 

そう、今日も変わり映えしない週末。。

いつもの亀有駅…のはずだった。。

電車降りて、階段下りてくると…え、なに?

 

こっちに向かってスマホやカメラを構えている通行人たち。

 

なんだなんだ?と思って、振り返ると、わっ!!

 

階段が、こち亀の単行本の背表紙になってる!


 

階段やエスカレーター前で立ち止まらないで、との構内放送も、そりゃ立ち止まるさ。

 

でも、駅のスタッフさんたち、出て来て制止するような無粋なことはせず…

 

大目に見てくれてたんだろうな。。

 

改札口外にも!

 

と、こんな感じ。

 

で、さらにこんな感じ。

 

これまでの単行本の表紙が床に描かれている。

 

粋なことするじゃないか。。亀有駅さんよぉ。

 

と、外に出て、亀有駅を振り返ると、

 

ああ…やばい…つん…

 

『秋元治先生 連載40年間お疲れ様でした!』って労う横断幕。

 

特にこち亀ファンじゃなかった人でも、これ結構、涙腺ゆるんじゃうんじゃないか。

 

単に40年ってだけじゃない。連載なんだから…気が遠くなる。。


 

こち亀、連載終了の発表の少し前に、南口にも銅像が新しく建てられたんだけど、

連載終了、わかってたからなのか、単に、40周年だからだったのか。。

 


 

亀有アリオのこち亀ゲームセンターでは、両津勘吉のキグルミ、今日も、2歳9か月のこあざらしをハグしてくれた。

もちろん恒例のツーショット写真撮影。

もう、こあざらしとキグルミ両さんとのツーショは、赤ちゃんの頃から何度も撮って貰ってるから、日常になっているんだけど、

でも、やっぱり、連載終了発表してからの撮影は、気分的にひとあじ違うものになりました。

 

ほんとおつかれさまでした。

 

 

by カエレバ

『家路』(映画)シナリオを読む

邦画‐ドラマ comments(2) trackbacks(0) あざらし

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家路、という映画のシナリオを読む。

映画は未見。

 

東日本大震災後の福島が舞台。そこで生きる家族の話。

えらい難しい題材選んだけど、どうなのかなと思いながら。。読み進める。

 

兄と弟の対照的な設定がすごく生きてる。

何年も故郷を離れていたマツケンの主人公のキャラ…

人がいなくなったから、この土地に戻ってきた…

う…。

お母さんの息子への想い…

ふるさとへの想い…風景…

 

読み進めるにつれて、伝わってきた。

すごくよかった。

これ、映像で見たら、もっと感情移入するだろうな。。

 

脚本は、青木研次さん。

 

昔、『独立少年合唱団』という映画の脚本担当されてた方。

独立少年も、すごく面白かった記憶。

 

『家路』もよかった。

映画見てよかな。

 

 

by カエレバ

 

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『ニシノユキヒコの恋と冒険』シナリオ読んだ

シナリオ関連本 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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なんとかこっちの世界(創作の世界)に戻って来ようと、年鑑シナリオ2014年度版を読み始める。

 

ニシノユキヒコの恋と冒険、という映画のシナリオ。

川上弘美 原作。

 

『犬猫』『人のセックスを笑うな』の監督さんが、脚本も書かれてる。

(両方とも好きな映画です)

 

なんともふしぎな…おはなし。。

 

突然死んでしまったニシノユキヒコが、昔の女に会いに…

 

プレイボーイ、ニシノユキヒコの、生前の女性関係をひたすら追った……話。

 

ニシノユキヒコのいろんな女性の懐につるんと入り込んでいく、その倫理とか超越したキャラは面白いんだけど。。。

 

え…それだけなのか。。。

 

やっぱ監督が書くシナリオだから、これが画として面白くなるということなんだろうかな。。

 

やっぱ井口監督のことだから、画になったときに、微妙な間合いとかでおかしみが出るってことなのかな。。

 

機会があったら、シナリオだけでなく、DVD見てみよかなあ…

 

 

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『背骨コンディショニング』

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数年前から、身体のメンテナンスを心がけてる。

座って書き続ける体力が弱って来た気がしてきたから。

疲れやすい体だと集中力もすぐ途切れるし。

 

長友先生の体幹トレやったり歩きはじめたり、なんとか疲れにくい体を手に入れたいのです。

 

疲れやすい理由の一つに、自分の姿勢の悪さが絡んでいるのではないかと思い始めていました。

(疲れやすさだけでなく、太りやすい体質は、体のゆがみが原因で、代謝が悪いというのもあるのではないか…と)

 

ある時、整体にいったら、下半身の骨盤が右にねじれ、上半身が左に巻き込んでるとの指摘をうけました。

それまではあまり意識してなかったのが、言われてみると、右の股関節全然開かない。

左の肩も、ある一定の高さ以上に上がらなくなっている。

ショックでした。

 

いくら整体に通っても、自分で日々の生活習慣を変えない限り、またもとに戻ってしまう。。

だから自分でなんとかやってみようと、色々本を手に取りました。

 

体の歪みを直すには、まず骨格を支える筋力をつけること。これは、体幹トレでカバー。

ストレッチなどで、骨盤を緩めること、元に戻すために少しずつ矯正すること。

 

いろいろ手に取った中で、一番続いているのが、この本。

 

ストレッチの種類が少ないので、絞りやすい。長続きする。

で、実際、一番効果があった。

 

寝そべってする上体倒し(本で見てください。言葉で説明するの大変なので)っていうのが、あるんだけど、それを続けていると、左肩、途中までしか上がらなかったのが、上まで上がるようになりました。

右股関節も少し、開くようになった。

ただ、左肩は上にあがるようになったけど、可動域を完全に回復はできてないけど。。

 

それでも、随分マシになったな、と思っていた矢先…

上から、こあざらしが、あざらしの完全に稼働していない左肩に、降って来ました。

(ソファの下に寝転がってテレビ見てたら、こあざらしがジャンプしてきた)

もんどりうちましたよ。。息できないかと思うほど痛かった。

あまりの痛さにしばらくストレッチ、お休みしてました。

またはじめないと。。ていうか、ここまで独力でよくやったけど、残りの可動域は、やっぱり整体師さんの力を借りないと無理かなとも思い始めてる。

 

とは言え、結構いいです。背骨コンディショニング。

 

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『読まずに小説書けますか』 (本)

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タイトルにひかれて読む。

果たして、本当に読まずに小説書けるのか!?

 

ウソに決まってるやろ…そんなの読む前から分かってますとも。。

たくさん読まなきゃ話にならないことくらい。。

ぜんぜん読めてないけど。。

創作から心が遠ざかってたので、引き戻す為にも、読もうと思っただけさ。。

 

 

ジャンルごとに参考になる小説やらを上げてくれていて、ちょっとした文芸評論でもある。

 

例えば、

+巧みなプロットを書きたかったら、分析する目を持て

+キャラクター小説を書くまえに物語の類型を理解しろ

+桜庭一樹になりたきゃ、一日一冊本を読め!(桜庭一樹がゲストで読書術座談会みたいなのも収録)

ほか

桜庭一樹みたいな才能ある人でもこんだけ読んでるんだな…

 

面白そうな小説拾えたので、今度読んでみようと思う。

 

 

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『トイレのピエタ』(映画)

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DVD、見る。

淡々とした映画。でも、余命××モノなんだけど、ウェットになりすぎることもなく、主役のあまり演技しない感じがよかった。

印象的なシーンがいっぱい。プールのシーンとか。映像も美しかった。

少女とのやりとり、結構ウルっと来ました。。

 

手塚治虫のお病床日記にあった原案をもとに広げて書かれたものらしい。

いま大ヒットアニメ『君の名は。』の主題歌を歌う「RADWIMPS」のヴォーカル&ギター野田洋次郎さんが主演を務めた映画です。

 

個人的に、リリーフランキーが演じた役の設定が、絶妙だなあと思いました。うまい。

 

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