黒澤明記念ショートフィルムコンペティション2007 受賞作品

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前回、黒澤明記念ショートフィルムに行った話をかきましたが、授賞式まで見ずに帰ったので、どれが受賞したか気になっていました。

受賞作品がネット上で載っていました。

前回、紹介した、あざらしが応援していた作品は、受賞をことごとくはずしており…あ、一つだけ、タイの監督が作ったのが奨励賞として受賞しただけでした。

これだけ自分の応援したい作品と受賞作品が離れていると、個人の好みの問題とはいえ、我ながら冷や汗ものでした。

それに、受賞作品のラインナップをみていると、もし自分が来年出すとしたNGだなと思っていたポイントが、逆に受賞のポイントとして働いていたようで…なんとも恥ずかしいかぎりです。

もし、このブログを読んで次年度応募しようと思う方がいらっしゃったら、あざらしがあげたNGポイントの逆をすればいいと思います。それくらいにズレがありました。

アンチプロット、アンチストーリー、アンチドラマが、評価の対象になったのかしら?

受賞作ラインアップを観てそう思ってしまいました。

自分にとって新しくないなあと思っていたものが他の人には新鮮に映っていたり、自分が新しいなあと思ったものが他の人には新しくないと思われていたり…

普段の生活で興味を持ってみているものが、それぞれ違うのだからしょうがない…

とはいえ、軽くショックでした。

あざらしはやはりシナリオ的な視点に重点を置きすぎたのでしょうかねえ?

審査は、映像的、今後の可能性など視野に入れた上で評価されたのかもしれませんねえ。





黒澤明ショートフィルムコンペティション2007 に行ってきました

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日曜日、有楽町マリオン朝日ホール11F(厳密には13Fのホール)にて、『黒澤明ショートフィルムコンペティション2007』のノミネートの20作品の上映会がありました。

別に自分の作品を応募したわけではありませんが、興味があったので観にいってきました。

作品は1本、10分程度。1作品をのぞいて全ての作品を見ました。

ノミネート作品は日本の監督が作ったものだけでなく、欧米、アジアの国からの応募作品もあり、国際色豊かなラインアップでした。

商業映画じゃないし、新しい才能の発掘を企図して開催されたものなので、完成度が一定のレベルを満たしていない作品も中にはあったので、全作品をみるのは少々辛かったです。

でも、行ってよかったです。普段は、商業映画、テレビドラマなど、それなりの基準を満たしているものばかり観ているので、それが当たり前になっています。しかし、本当はそうじゃないのです。あたりまえの話、シナリオでもコンペに応募される作品の大半(自分のも含めて)が一定のレベルを満たしていないものだし、大賞を取った作品でさえ、テレビ、映画の企画として、成立せずに終るものの方が圧倒的に多いのですから。

何かが足りなかったり、未完成だなあと思える作品の方が、意外と『ここをこう治せばいいのに』とか『これがまずいなあ』とか発見が多くて却って勉強になりました。

もちろん気に入った作品もありました。上手いなあと感心した作品もありました。

あざらしが、個人的に、好きだなあ、気になった、という作品は、

『新・トントン』(真次 賢 監督)
『TEST』(Duangtat Hansupanusorn 監督 タイ出身)
『女・けだもの』(島田 恒 監督)
『風招き』(嶺 隼樹 監督)

などなどでした。(あくまでも、あざらしの個人的感想ですので)

さて、作品を全て(1作品をのぞいて)観終わって、もし来年応募するとしたら、これはNGかなあ…と思ったのは次のポイントでした。

1 妄想、想像、幻想をネタにした作品がやたらと多かった(不思議なことに日本人監督、欧米の監督を問わず)。1作品なら気にならないけど、これだけ多く出てくると、『もうええやろ!!』と叫びたくなりました。考えてる時は、あたらしいアイデアのように思えても、結構みんな同じようなことを考えてるもんですな。


2 話の時間軸をずらしたもの、先に起こったことを、もう一度巻き戻して別の人物の視点から時間を繰りかえすもの。この構成をとった作品もやたらと多かった。何でだろ…タランティーノの影響?いや、10年以上前の映画だし、最近なら『運命じゃない人』とかの影響かな?(『運命じゃない』は上手く出来てたけど)でも外人さんの監督の作品にもこの手のが多かったから、流行なのか?

短編という短い時間内で時間軸をずらして繰り返し同じ時間の話を表裏で見ても、結局話が進んでいないので、『早く話をすすめてくれ!』と、息苦しくなります。


3 あと、映画コンペということもあり、おそらく(脚本より)映像がやりたくて映画監督になったと思われるので、やはり映像重視の作品が多かったです。それはそれで目を見張るべき映像もあるのですが、シナリオをもう少し練るだけでもっとよくなるのにと思う作品がたくさんありました。ただこれはあくまでも脚本家になりたいあざらしの視点です。映像重視の方の中には10分という短い時間だとシナリオの構成を優先させると、とりたい映像を挟む時間が減って、どっちもつかずになるリスクを抱えているので、あえて映像の強さをとったという方もいたかもしれません。


4 これも映像をやりたい方の感覚とシナリオ目線からの感覚のズレの問題かもしれないけど、あまり話の本筋に関係ない、そこは切れるだろう、というカットが結構目に付きました。もしかして、せっかくとったカットをそのまま捨てるのがもったいなかったか、話の本筋とは多少関係なくとも、絵になる画なので入れた、ような感じの部分も結構多かったです。10分しかないのだから、それを延々と映すのはちょっともったいないな、と思いました。

偉そうなことを言ってしまいましたが、元来、短編(10分くらいの)映画というのは難しいはずなのです。

過去に、日本や欧米の短編のオムニバスとか観たことありますが、大抵、10数作品収録されている中でも、面白いのは、一つのDVDにつき、1作品とか2作品くらいです。結構、有名な監督さんや巨匠が集まって作っていてもです。もしかして短編なので普段出来ないことを短編で実験してみたい、という理由もあるかもしれないし、10分なんかで何が撮れるんだと、最初から映像の力で勝負しようとしている作品もあるかもしれないので、そのように感じるだけかもしれません。

あざらしもたくさんみたわけではないですが、過去に観たDVDで、結構好きな作品があるので、紹介します。



『Jam Films S』に収録されている

『ブラウス』(大杉連出演)
『すべり台』(石原さとみ出演)

『Jam Films』に収録されている

『JUSTICE』(行定勲監督)
『ARITA』(岩井俊二監督)



また意外なところで、DVD『ピンポン』に特典映像として収録されている短編、

『?TING PONG?』(クドカンが撮ってる)

『セプテンバー11』という9.11のテロの後、世界の映画監督に声をかけて製作されたオムニバス短編集に収録されている今村昌平監督の作品。

『大人しい日本人』(今村昌平監督)

セプテンバー11に収録されている作品がどれも名監督さんたちによるものなのですが、結構退屈な作品が多かった、その中で一際輝いていたのが今村昌平監督の作品です。

田口トモロヲが戦争から復員して蛇になってしまった話ですが、これが作品の面白さ、メッセージもしっかり伝わってくるし、それだけでも『セプテンバー11』のDVDをレンタルする価値アリです。

ちなみに、黒澤明記念ショートコンペの授賞式までは残らなかったので、どの作品が受賞したのかまだ知りません。

あざらしが面白かった作品が受賞作品に入ってるかどうか、楽しみです。


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