『ヒトラーの贋札』(映画)

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戦争ものでも、収容所でニセ札を作るという切り口が面白い。

 

これも現在(厳密には戦後すぐ)から過去を振り返るという構成。

 

途中で現在に行きつ戻りつではなく、冒頭と最後の現在で回想をサンドイッチみたいに挟むやり方。

 

主人公のしたたかに生きていく感じがいい。

 

ああいう状況下では主義主張より生きてこそだものね。

 

面白かったのだけど、「現在」がもっと生きていれば、もっと引き込まれた気もする。

 

 

『マジソン郡の橋』(映画)

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この映画初見。

 

原作はベストセラーについては未読。流行りものをつい避けてしまう悪い癖。。

見てみて、素直に、いい映画だと思いました。。

クリント・イーストウッド監督、こんなのも撮れるのか…

 

これも、現在から過去を回想して進行する映画。そのやり方を参考にしたかった。

 

現在から回想するんだけど、主人公本人が振り返るというより、現在はすでに死んでいて、彼女遺品整理にあたった息子と娘が、母が残した遺品と手紙を通して、生前明かされなかった母の思いを知り、複雑な思いを抱く。

その導入部の入り方に引き込まれる。

 

まあ、だけど、本当に書きたいのは、主人公の生前の回想で、現在は息子と娘の変化に触れないといけないことから、息子と娘の現状の話をあまり膨らませると本筋から外れてしまうということもあり、現在の話も面白くすることはやっぱり難しいのだな。。

 

 

『日の名残り』(映画)見直す

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ノーベル賞作家・カズオ・イシグロ原作の90年代の映画。

 

『日の名残り』 

 

アンソニー・ホプキンス演じる執事の切ないこと。。名演技というか名顔芸というか。。

 

これも好きでもう何回見たことか。

 

今回、タイタニックと同じ目的で見直す。現在(ちょっと過去なのかもしれないが)から過去(戦時中)を回想しながら、行きつ戻りつ進んで行く。過去回想を現在で挟んでいる感じ。

 

過去に自分が使えた主人がナチスドイツに加担したとされ、戦後没落してしまって、新しい主人に仕えている。

 

過去は誇らしいくらいだったけど、現在では戦時中その主人に仕えたことさえ憚られている。

 

その過去と現在の境遇の落差がいいし、それでも、変化しかけているんだけど、変われずにいる執事がなんとも切ない。

 

現在での執事の後ろめたい感じが…ね。

 

 

『タイタニック』(映画)見直す

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めちゃくちゃヒットしたから、とかく揶揄された映画ではある。

あざらしも、そういう理由で上映後見るまで何年もかかった。

 

でも、いざ見てみると、シナリオの技術の巧みさに舌を巻く。

めちゃくちゃ勉強になる。

 

今回も、現在から過去をどうやって回想するか(現在から過去を振り返りながら行きつ戻りつという)、そのやり方を参考にしたくて色々見てるんだけど、

 

いくつか見た中では、ダントツうまいというか機能していると思う。

 

過去の事件を扱いながら、ちゃんと現在の人にも感情移入できるようにされている。

 

過去回想から現在に戻ってきたときの、ジェシカ・タンディ演じるヒロイン(老婆)の話に耳を傾ける、タイタニックとともに沈んだ宝石目当ての探索船乗組員の変化が印象的。

 

最初は歴史の事象として、タイタニックの沈没シミュレーションを、どうだっ!てかたちでコンピューターで分析して見せるスタッフは、最初生身の人間が死んだいったことに実感を持てない、だけど老婆の話に耳を傾けるうちに次第に、そこに沈んでいった人たちの生身の思いを感じ始める。その変化がね、観ている方も、感情移入する。

 

どうしても、過去回想の方を書きたいもんだから、形式的に現在に戻ってくる感じになってしまう。そうなっていないのがうまい。

しかも、現在に戻ってきて、また過去回想に戻るときに、過去の話も時間をうまく省略できている。

(というか現在と回想行ったり来たりでは時間の省略が狙いのひとつではあるとはいえ)

 

見直すたびに、伏線の張り方とか、興味のひっぱりかたとか、いっぱい発見がある。

 

めちゃくちゃ勉強になりました。

 

 

『ムーンライト』(映画)

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少し前にDVDで見たけど、忙しくてそのままになっていた。

 

ムーンライト。

 

地味で静かな映画だけど、繊細な心の動きが伝わってくる。

 

昔色々あったと友との、大人になってからの再会のシーン、ジワリとくるなあ。

 

それぞれ本当の自分を偽っているところも、でも目の前の相手には正直でいようとしているところもあり、

 

お互い探り合いながら少しずつ距離をつめていく感じが……

 

うまく説明できないけど、いい映画でした。

 

 

『タクシー運転手 約束は海を越えて』(映画)の感想

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面白かった!

 

1980年代に起こった光州事件を材に取った、実話をもとに作られたストーリー。

 

ソ・ガンホの魅力たっぷり。ほんといい役者さんだなあ。

 

前半は、光州までの、外国人客とタクシー運転手とのコミュニケーションうまく行かないままの道中のコミカルな感じに思わずニヤニヤしてしまうんだけど、後半、どんどん切迫した状況になっていく。

 

メッセージ性の強い映画だけど、ちゃんとエンターテインメントとしても、最後もドキドキはらはらさせてくれる。

 

ソ・ガンホ演じる主人公のタクシー運転手の変化(成長)に心熱くなりました。

 

『ベイビー・ドライバー』(映画)

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早稲田松竹でやっていたので、観てきた。

 

音楽格好いい、サントラほしい!

 

子供のころの事故のせいで耳鳴りがやまないので、それを消すためにイヤフォンでずっと音楽を聴いている天才ドライバー(銀行強盗の逃し屋)。

 

設定が面白い。

 

海外ドラマ『マッドメン』の主役・ドン・ドレイパー役のジョン・ハムが、大事な脇役で出ているのを見て、よかった。。。と。

 

マッドメンのドン・ドレイパーがあまりにハマりすぎで、ほかの役やりづらいだろうな、と思っていただけに、ほかの映画でも見れて、映画と関係ないところで、うれしかった。

 

もちろん、映画もおもしろかったけどね。

 

 

 

『ドリーム』(Hidden Figures)(映画)

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すごくいい映画。

 

NASAにこんな隠された史実があったなんて。

 

三人の主人公が困難を切り開いていく姿に心うたれる。

 

たちはだかる差別を困難を、時代の先を読みながら、乗り越えていく。

 

そのくだりが特によかった。

 

キャストが特に有名じゃなくても、中年女性が主人公なので、日本では興行的に難しいかもしれないけど、いい映画はいい映画。

 

あまり日本では知られていない女優さんが主人公だからこそ、映画のテーマがより生きている気がしました。

 

 

『シェイプ・オブ・ウォーター』(映画)感想

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デルトロ監督の『シェイプ・ウォーター』見てきた。

 

すごくシンプルなプロットだけど、映像が美しいので、邪魔しなくて却ってよかった。

 

ヒロインが特に美人でも、若くもないところがいい。

でも、不思議なことに、ヒロイン、可愛く見えてくるんだよな。

ロマンスなんだけど、虐げられている者たちの話になっているのがいいです。

 

 

 

『スリービルボード』(映画)感想

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ちょっとやっていたことが一段落ついたので、観たかった『スリー・ビルボード』を観る。

『ファーゴ』の女優さんが出てるやつ。

 

一言でいうと好みの映画だった。

 

以下、ネタバレ注意でお願いします。

 

映画見終わったあと、早速、町山さんの批評を検索して、自分が感じたことと、批評を比べて、自分はどこをスルーしてて理解してなかったのか、確認する。

また自分が知らない背景のことも、知りたいという理由でもあるんだけど。

 

映画見てて、少し途中予想してた話からズレて行くもんだから、あ、そういう⁉ と、意識を軌道修正しなきゃならなかった。 

でも、町山さんの解説、目から鱗なことばかり。。

 

スリービルボードの象徴的意味!あー、そうか、そうだよな。なるほど!と思ったり。

 

映画中、登場人物がフラナリー・オコナーの小説をもってるシーンがあって、映画が、フラナリーオコナー的な世界観に影響受けてる、みたいな話をされてて、そのシーンは全然気付かなかったけど、確かに言われてみればフラナリー・オコナーの小説の世界観と繋がっている感じ。。

 

フラナリー・オコナー、ずいぶん昔…学生時代に読んだショート・ストーリーのアンソロジーを読んだ中で、もっともインパクトがあって、心に残っていたのが、フラナリー・オコナーの短編、(たぶん、『善人はなかなかいない』だっとと思う)で、それがあまりにインパクトがあって。。

あとで、フラナリーオコナーの短編小説を自分で買った記憶。。

 

脱線するけど、『ザ・ソプラノズ』という海外ドラマの、シーズン2だったか、シーズン3だったか忘れたけど、主人公トニーソプラノの姉が、何か気に入らないことがあって、腹いせに、脚の悪いロシア人の女から義足を盗むみたいな話があったけど、フラナリーオコナーのある短編小説に似たの(たぶん、『田舎の善人』だっと思う)があって、(『ソプラノズ』のクリエイター、デイビッド・チェイスが言ってるのを確認したわけではないけど)あれ結構、フラナリー・オコナーを意識というか、着想してるのかなあ、、などと、思わせるものがありました。今回の映画は、義足どうこうの話とは全く違うけど。

 

脱線してしまいました。。町山さんが言うように、一見、いい人に見えるものが実はそうでなかったり、悪いように見えるものが実はそうでなかったり。そのひっくり返ってく感じが面白かった。

 

フラナリー・オコナー、読んでみようかな。、と思いました。

 

 

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