ザ・ソプラノズ シーズン2 第4話 「取引」

海外ドラマ comments(2) trackbacks(0) あざらし
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huluで、ソプラノ、見はじめたら止まらない。

シーズン2の第4話「取引」、これすごく好きな回。

トニー、クリス、ポーリーの3人で盗難車の売りさばき先のイタリアにでかける話。

イタリア系アメリカ人が、自分たちのルーツであるイタリアに対して勝手に思い描いている感傷と、現実とのズレがどことなく物悲しい感じもするし、切ない感じもするしで、なんかいいのだ。

自分たちはアメリカ人で、お金持ってて、よくある勘違いな態度でイタリアに乗り込むものの、やはりニュージャージーを拠点とする、どこかあか抜けないマフィア。

かたやイタリア人たちは、洗練されている。先祖が富を求めてイタリアからアメリカに渡ったて、自分たちの代ではそれなりにお金ももっていてしかるべきなのに、先祖の故郷のイタリア人たちの方がどことなく、豊かな生活を送っているようにも見えたりする。

かといって、自分たちは、イタリア系であっても、イタリア人ではない、アメリカ育ちでイタリアにも行ったことがなかったりする。洗練された自分のルーツの文化に懐かしさのようなものを感じつつも、でもそこは居場所ではないわけだ。

その対比がすごくいい。なんの説明もないんだけど、匂って来るというか伝わってくる。

自分の先祖の故郷イタリアに勝手に感傷的になっても、やっぱり自分はそこに属してない。帰国して、車窓から、ごちゃごちゃしたニュージャージーの汚い風景を見て、安堵の表情を浮かべるポーリーがなんともいいなあ。

イタリア行きの人選もよく考えられてる。

ポーリー(初老)、トニー(中年)、クリス(若造)、世代によっても、ルーツ、イタリアへの接し方が違うのも面白い。ポーリーは仕事もせずに観光、トニーは商談ばかりで結局遊ぶ余裕もない、クリスに至っては、歴史を楽しんだり好奇心を満たす能力さえ劣化している。

という同じイタリア系アメリカ人でも世代による対比も面白かった。

いいなあ、特に泣くとか感動するとか、そういう直接的なものではないけど、じわりとくるんだよなあ。

追記。途中、ポーリーがナポリのまちで感傷にひたっているとき、街の男が冷ややかな視線を送ってくるシーンがあったけど、その男、ソプラノのクリエイター・脚本である、デイビット・チェイスじゃないかな。たぶんそう。ビル・マーレイ似の男がそれです。


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      このブログで何度か目にした『ザ・ソプラノズ』。
      アメリカではこれも人気なんでしょうか?
      日本って、どういう基準でアメリカのを選んでるんだろう。。。

      これ、いつかは、見たいと思いながら時が過ぎてますが、、、。
      ゴッドファーザーとは一味ちがったマフィアモノですよね、きっと

      • oさん
      • 2013/09/12 8:28 AM

      1999年〜2007まで、6シーズンHBOという有料チャンネルでやってました。有料チャンネルなので、そのチャンネルに入っている人と、ビデオみた人に限られてしまうし、子どもには絶対見せたくないドラマのはずだから、視聴者は幅広いファミリー層というわけではないと思います。
      ただ、取扱う話題が、社会問題でもきわどいものが結構あったし、暴力的なので、ニューヨーク、ニュージャージーのエリアではちょっとした論争なども起こったりして、ドラマ自体が社会問題になったこともありました。あんまり地上波で放映できるような内容ではないことだけは確かです。。

      ゴッドファーザーの引用もよく出てきますよ。登場人物は、イタリア系マフィアだし、やはりアイデンティティでもあるので、作中でも映画談議よくしてます。

      ゴッドファーザーはあれはあれで面白いですが、ソプラノは、やはりより現在のマフィアというか、RICOという日本で言う暴対法の締め付けで追いつめられているマフィアのボスが、家族のことでも悩み、部下は有能なのがいない、まさに中間管理職的な悩みを抱えて、パニック障害で倒れてしまい、カウンセリングに通うところから始まります。
      マフィアものではあるけど、家族ものということもできるかと思います。



      • あざらしさん
      • 2013/09/12 10:37 AM
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