『羆撃ち』(久保俊治 著)(読書)

本・読書 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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『羆撃ち』という本を読む。

 

ヒグマ猟師、久保俊治さんによる本。

 

久保さん、4月17日にNHKの番組、『プロフェッショナル』で登場。

(数年前に、情熱大陸、でも、密着されているらしい)

 

プロフェッショナルに登場するということも知らず、ある人がこの本を紹介していたので、読んでみようと思ったのでした。

 

久保さんの、まだ結婚もされていなかった、若い頃の猟の体験を綴った文章なんだけど、

 

たった一人で、北海道の森、山に分け入って、テントを張り、羆の足跡、痕跡を見つけては、そこから、延々とヒグマのあとを追って、それこそ3日、4日は平気でビバーク(野宿?)をしながら、ついていく。

 

時には、足跡をおっかけていると、10メートルとか至近距離で、追いかけていたヒグマと遭遇することもある、という、まさに命がけの猟なのです。

 

そのヒグマや鹿を追って、山に分け入って、一人過ごしているときの、文章描写がすごく美しい。。ことさら気取った文章でもなく、淡々と書き連ねられているんだけど、ぐいぐい引き込まれる。

 

ヒグマを仕留めたあとは、その巨体を野営拠点のテントまで運ばないといけないので、当然、その場で解体することになる。

 

その解体の様子の描写まで荘厳だ…命をいただくということはまさにこういうことなんだろうな、と。

 

そういえば、子供の時、田舎のじいさんちに遊びに行った時、近所の家がイノシシ猟に行って来たあと、冬(?だったか)の田んぼで、仕留めて来たイノシシを解体する作業を、横で見せてもらったことがある。

 

子供心にすごく興味深く、飽きることなくずーっと眺めてた記憶。。お腹の中から、鉄砲の弾が出てきたシーンが目に焼き付いてる。。その時のことを思い出しながら、読んでいました。

 

猟犬フチとのやりとりも、すごーく心に来るんだよな。。。

 

本は、久保さんの若い頃の猟のことを綴ったもので、まだ結婚もしていない頃のことだったんだけど、あとがきに、その後結婚して、娘さんもできて、そのドキュメンタリーが結構、反響を呼んでいた、とあって、へー見てみたいなあ、とか、思っていたら、、

プロフェッショナルでの久保さんは、既に、70歳近くになるり、娘さんも、もうすでに大人でした。

 

プロフェッショナルの最後では、どうやら最近、十代のお弟子さんができたらしく、なんだろ、この本での、フチとのやりとりを読んだあとだけに、お弟子さんができたというエピソードを聞いて、なんだかちょっとウルッと来てしまいました。

 

『羆撃ち』、おススメです。

 

 

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    コメント一覧

    プロフェッショナル・・・見逃しちゃったんですよー。
    やっぱり良かったんですね。。。
    せめて本読んで実感してみようかな。
    しかし・・・幼いころにイノシシ解体現場に立ち会うとは!
    ものすごい体験!怖くなかったんでしょうか?
    どんな感覚なんだろう。。。

    • oさん
    • 2017/05/12 8:27 AM

    プロフェッショナルたまたまビデオにとれてたんですが、一部しかとれてなくてがっかりしました。。それでも、すごくよかったですけどね。
    また再放送やらないかな…

    イノシシの解体は、子供の頃でしたが、全然怖いイメージは残っていません。興味津々で見入ってました。子供だったから逆に大丈夫だったのかも(笑)

    • あざらしさん
    • 2017/05/12 2:59 PM
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