『吉原手引草』(小説)感想

本・読書 comments(2) trackbacks(0) あざらし

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吉原という特殊で狭い世界を描いているのに、なんだこの重厚感。

(直木賞受賞作だったのね・・・知らずに読んでました)

 

ある事件を引き起こし、忽然と姿を消した葛城という花魁を、吉原に生きる様々な人の視点で語らせることで、多面的に描いていく時代ミステリー。

 

何がほんとで何が嘘か。吉原という嘘の世界だからこそ、そこにある本当の気持ちがすごく切なくて、カタルシスともなって。。

 

最初は、『藪の中』みたいな方式で語られる構成が、確かに吉原という特殊な世界にいざなってくれる上で、都合のいい体裁だとは思うんだけど、とにかくまどろっこしい気がして仕方なかった。

 

んだけど・・折り返し地点から、葛城と平様、生い立ちへと踏み込んでいくあたりから、最初に仕込まれた伏線がグングン生きてきて。

 

すごいもの読ませてもらった、という感想。

 

追記:

 

これをミステリーとカウントずるなら、ミステリー百冊読むぞプロジェクト、これで40冊目。(数冊はちょっとブログではあげたくないのでカウント飛んでます)。ほんと何年かかってんだ。。

 

 

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    コメント一覧

    直木賞受賞作ですか!見逃していました。
    面白そうだし、映像化できそう。すでにしてたりして。

    • oさん
    • 2017/12/15 8:11 AM

    もう花魁のキャラクターが魅力的で。。
    他の登場人物も。。
    吉原という狭い世界で生きてく人たちが紡ぎだす主人公の魅力というか。。

    面白かったです。

    • あざらしさん
    • 2017/12/15 2:56 PM
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