2023.11.01 Wednesday

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    2008.01.31 Thursday

    本・読書『コールガール』

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      JUGEMテーマ:ノンフィクション


      随分ブログをお留守しておりました、あざらしです。

      正直言いますとシナリオを書くことに行き詰っています。

      最近の寒々とした天候のせいかサブプライムローン問題の影響か…

      とにかくシナリオのマインドセットに戻したい、リハビリと言ってはなんですが、短編のシナリオを書いておりました。

      意外に効果があったようで1本書き終えた後、急にモチベーションが上がってきました。

      以前に書きかけて放置していた2時間ものの長編を引っ張りだしてきて、構成を練りなおしております。


      ここんところ、共依存、性的依存、など依存をテーマにした本を漁っておりました。

      で、『コールガール 私は大学教師、そして売春婦』というノンフィクションの翻訳本を友人に紹介されて読んでます。

      副題の通り、これを書いた方は、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大などで講師の経験もある女性で、34歳のとき、同棲していた恋人が彼女の貯金を持ち逃げ、経済的苦境に陥り、昼間は大学講師、夜はコールガールという生活を3年間すごした、その体験記です。

      この手の体験記にあるような自意識過剰なものではなく、大学の先生というだけあり、自分がコールガールしていた頃のことを、距離を置いて語り口も軽妙でウイットに振り返っています。

      でも、大学の研究者としてだけの視点なら、どこかで見下ろした感が鼻についたりするものですが、書かれたセリフや言葉は実体験からつむぎだされてるのでお腹に響いてくる感じです。

      特に印象に残ったのは、親友だったコールガール仲間のソフィー(4〜5ヶ国語操れる知的で感性豊かな中国系の娼婦)がドラックに溺れて堕ちていく話。

      ソフィーのアパートは趣味の良い不思議な家具やインテリアで溢れていたが、彼女の部屋を訪れるたびに少しずつ家具がなくなっていく。

      お金は全てクスリに消えていくのです。

      著者はソフィーを地獄から救おうとします。

      売りに出された家具を買い戻すためにお金を貸してあげたり、自分がお客をとっているところに、経済的苦境にあるソフィーを一緒に呼んであげてお金を稼がせてあげたり。

      何が哀しいかって、その著者もドラッグを一緒にやっていて、ソフィーを救おうと試みる、そのやり方がどこか見当違いで、逆効果だったってこと。

      何ですぐにリハビリ施設に力ずくで引っ張っていかなかったのだろう?

      ドラッグが唯一の恋人になってしまったソフィー、ドラッグを手に入れる為には平気でウソをつくし、著者の金を盗むし…利用するし…。

      著者は大好きなソフィーに裏切られ続けて傷付きます。

      でも、ソフィーは、著者の好意にも関わらず、わざわざ呼んであげた著者のお客からお金や時計を盗んでしまいます。

      著者は、このままでは自分の信用も失くすし、それ以上にソフィーに一緒に沼底にひきずりこまれてしまう、と悟り、縁を切ることを決心します。

      気分が暗くなりますが…切なく心打たれる話です。

      この本、まだ途中までしか読んでませんが、なかなかのストーリーテラーです。

      本中のエピソードの一部をシナリオにしてピンク映画シナリオ大賞に出しても全然いけるのではないかと思いました。


      2008.01.25 Friday

      グレゴリ青山「もっさい中学生」

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        JUGEMテーマ:漫画/アニメ


        本の整理をしていると積み重なった本の陰から小さな冊子が現れました。

        「別ダ volume09 コミックエッセイ劇場」

        何だこれ、こんなの買ったっけ?

        ダビンチの付録でついていた冊子でした。

        妻・ラッ子が冊子を開いて、あっ、と声をあげました。

        ラッ子
        「グ、グが!」

        あざらし
        「グ?」

        すぐさま畳に寝転び読み始めたラッ子、ケラケラ笑い声をあげてます。

        あざらし
        「何よんでんの?」

        ラッ子の開いたページにはどこかで見慣れた漫画絵。

        あざらし
        「グ!」

        わたしたちの大好きなバックパッカー漫画の『グ』こと、グレゴリ青山のエッセイ漫画が載ってました。

        その名も『もっさい中学生』

        そのエピソードは影の薄い山岡さんの話。

        どんな話かって?

        山岡さん(女)というもっさい中学生の孤独をUFO&宇宙人で表現した、絵はヘタウマだけれど、とても高度なストーリーテリングな友情の話、とでもいいましょうか…

        短編なのに、いや短編だからこそのよさ、最後の落ちのシーンがすごく生きてて、思わずほろリときました。

        今、ちょっと応募用の短編の話を書いていて、ちょうど悪戦苦闘していたので参考になりました。

        ネットで『もっさい中学生』読めるみたいです。

        グレゴリ青山の本はこちら



        2008.01.21 Monday

        海外ドラマ『ザ・ソプラノズ シーズン5』

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          JUGEMテーマ:ザ・ソプラノズ

          小説・マンガ・写真集!電子書店パピレスで、本をパソコンにダウンロード!

          あいかわらず『ザ・ソプラノズ』にはまっている、あざらし&その妻・ラッ子です。

          とうとうシーズン5に突入しました。

          コーエン兄弟はじめインディーズ映画でおなじみのスティーヴ・ブシェミが何十年ぶりかに刑務所から出所したマフィア、主人公のトニー・ソプラノの従兄弟として登場します。

          ブシェミの話がいいです。

          刑務所から出たブシェミは、トニーからマフィアとして働いて貰うことを期待されるのだけれど、カタギとして出直したいと考えています。

          マッサージ師の資格を取ろうとコツコツ勉強し始めるブシェミ、資格をとってスタートするまで不器用ながら一生懸命、荷積みの仕事をはじめます。

          でも…まだ何も起こっていない段階で既にあざらしは不穏な空気を感じてしまいました。

          親戚も友達もマフィア関係の中、一人だけ堅気な生活を続けられるの?大丈夫なのか…

          画面の前で気を揉むあざらし&その妻・ラッ子…ソプラノの脚本家さんの思うツボじゃないか…。

          昨今の海外ドラマ人気にも関わらず、日本では全く話題に上らない『ザ・ソプラノズ』。

          アメリカでは『セックス・アンド・ザ・シティ』とともにHBOチャンネルの2大ヒット作だったのですがねえ。なので、あざらしが旗振り役として宣伝します!

          あくまで、あざらしの個人的な好みと見解ですが、ソプラノはドラマが淡々と展開するので馴染むまでに時間はかかるかも知れません。

          でも一度なじむと『CSI』『24』『LOST』『デスパレートな妻たち』より、断然面白い、気がします。

          しかも数シーズンに渡って面白さが増している、気がします。(あくまでも個人的見解なので)

          普段は、あざらしの意見に否定的な、妻・ラッ子も同じ感想なので驚きました。

          『CSI』も『24』も『デスパレート』『LOST』も嫌いというわけではないので…ただちょっとシーズンを追うごとに、飽きてくるというか…。

          ただ、暴力的であったり、キャラクターのモラルがむちゃくちゃなので、そういうのが苦手な方はおそらく好きになれないかもしれません。


          それにしてもアメリカの海外ドラマを見ていていつも思うことがあります。

          登場人物のキャラクター(たとえ主人公であっても)を常に優先させていること。

          この登場人物ならこういう局面でこういうふうに行動するだろ、というのを(書き手が)優先するので、登場人物は苦境に陥った時、『人としてどうなの?』という打開策をとることさえ辞さない、そんな感じです。

          そこでは登場人物はものすごく自分勝手で必死で、自分が生き残るためには他人が多少不幸になっても仕方がない、そんな感じです。

          そんなのドラマを作る上で常識じゃん、基本じゃんとか言われてしまいまそうですが、日本のドラマを観ていると、必ずしもそうじゃない気もします。
             
          <ミニ・シナリオ題名『義母と嫁』>

             涙ぐむA子を見てハッとする母。 

          『わたし…A子さんのこと誤解してたわ…』
          A子
          『…お義母さん』

          『わたし、あなたの若さに嫉妬してたんだと思う…』
          A子
          『わ、わたしだって…お義母さんのこと…年のわりに私なんかより自由な心を持ったお義母さんに…』


          『A子さん…あなた…そんなこと…有難う…』
          A子
          『お義母さん!』

          『A子さんっ!』
             抱き合う二人。泣きながらも次第に微笑みあう。


          なんて、エピソードの終わりには理解しあっちゃいます。

          こいういうので作り手を批判するのは簡単だけど、意外に観ている側も、最終的に登場人物同士がお互いを分かり合えた状態、どちらかが同情される状態を望んでいるフシがあります。(ハッピーエンドかそうじゃないかの単純な問題じゃなくて)

          自作のシナリオをシナリオクラスなどで読んで聞かせて、登場人物同士が分かり合えない状態でエンディングを迎えると、また登場人物があまりに自分のためだけに行動すると、不評を買うことしばしばです。(もちろん作品として未熟なのもあると思いますが)

          そういうときに貰うコメントは決まって…『登場人物が魅力的じゃない、自分勝手で好きになれない』、『それじゃあ登場人物が可愛そう』などなど。

          それも一理あります。登場人物があまりに性格悪くて自分勝手だと、不愉快で感情移入しにくいものです。

          例えば、『デスパレートな妻たち』のレネーという子供を抱えて悪戦苦闘する登場人物、
          ラッ子どんなどは彼女のキャラが観ていて不愉快とよく言ってました。

          登場人物はそのキャラクター通り、行動させなければいけない、と教本でも説いているけど、やりすぎは嫌われてそっぽ向かれるリスクも負うことになるので、その教えを徹底して遂行しているドラマは意外に少ないのではないかと思われます。

          (上手いテレビの脚本家さんたちは、登場人物のキャラクターらしい行動をさせた上で、視聴者をも不快にさせない、その上、陳腐に見えないエンディングの、落としどころを見つけるのが絶妙なのかもしれません)

          ソプラノでの主役トニー・ソプラノ、もう自分勝手だし、浮気し捲くりだし、部下の女を寝取っちゃったり、小動物にはこの上ない愛情を注ぐのに、人は殺して車のトランクに詰め込んだり、その上、人種差別主義者だし…正直不愉快です。(でもめちゃリアルです)自分がニュージャージーにいたら絶対関わりたくないタイプの人種です。はやく警察に捕まって欲しいと思います。

          でも…不思議なことにドラマの中のトニー・ソプラノは、デブ、ハゲ、中年の三重苦にも関わらず、魅力的で可愛くさえみえます。(ラッ子どんも、最初は嫌いだったレネー(『デスパレートな妻たち』)も、いつの間にか好きになってました)海外ドラマの登場人物たちは、魅力的or不愉快の紙一重です。ミラクルに近い脚本技術に脱帽です。

          ただ、それは単に脚本の技術の問題だけなのかなあ、という気もします。
          『まあまあまあ、話せばわかる、ちょっと一杯飲んで』的ではなく、『何で自分の人間性を押し殺してまで他人の感情を優先させなきゃいけないのよ』的なアメリカ社会の土壌もあるから、ソプラノみたいなのがテレビの企画として通るのでしょうか?

          日本でソプラノの脚本がテレビ用として上がってきたら、果たして企画として通過するかどうか。多分かなり難しいんじゃないでしょうか?もし、あざらしがプロデューサーだったら…やっぱり難しいと思ってボツにしてしまうかもしれません。

          ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア (フィフス・シーズン) コレクターズ・ボックス
          ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア (フィフス・シーズン) コレクターズ・ボックス






          2008.01.18 Friday

          映画『バベル』

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            JUGEMテーマ:映画


            遅ればせながら菊池凛子で話題になった『バベル』をDVDで借りて見ました。

            『バベル』の感想を何人かに聞いたところ、いいとも悪いともどっちつかずの微妙な反応だったので、面白くないのか、と思い込んでしまって、敬遠してたところもあります。

            あざらしの感想は…意外に面白かった。

            いくつかの別々の話が少しだけ時間軸がずれて同時進行していきます。

            カットバックでそれぞれの話に行ったり来たりします。

            バベルという題名から連想されるように、エピソードは、単に異なる言語同志から起こるというだけでなく、例え言葉が通じても、お互いに理解できない、また、しようとしないことから生じるコミュニケーション不全の状況に直面した時の、苛立ちや哀しさを上手く捉えていました。

            映画中の複数のエピソードの中でも特に印象に残ったのが、メキシコの家政婦の話でした。DVDレンタルが始まったばかりなのであらすじを書くことは控えますが、何気ない日常が、一つのことをきっかけに、揺らぎはじめ、ガラガラと崩れ落ちる様は、なんとまあ恐ろしく哀しく切ないものだろうと思いました。

            2008.01.17 Thursday

            黒澤明記念ショートフィルムコンペティション2007 受賞作品

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              JUGEMテーマ:創作活動


              頼れる添乗員同行の旅『impersso』



              前回、黒澤明記念ショートフィルムに行った話をかきましたが、授賞式まで見ずに帰ったので、どれが受賞したか気になっていました。

              受賞作品がネット上で載っていました。

              前回、紹介した、あざらしが応援していた作品は、受賞をことごとくはずしており…あ、一つだけ、タイの監督が作ったのが奨励賞として受賞しただけでした。

              これだけ自分の応援したい作品と受賞作品が離れていると、個人の好みの問題とはいえ、我ながら冷や汗ものでした。

              それに、受賞作品のラインナップをみていると、もし自分が来年出すとしたNGだなと思っていたポイントが、逆に受賞のポイントとして働いていたようで…なんとも恥ずかしいかぎりです。

              もし、このブログを読んで次年度応募しようと思う方がいらっしゃったら、あざらしがあげたNGポイントの逆をすればいいと思います。それくらいにズレがありました。

              アンチプロット、アンチストーリー、アンチドラマが、評価の対象になったのかしら?

              受賞作ラインアップを観てそう思ってしまいました。

              自分にとって新しくないなあと思っていたものが他の人には新鮮に映っていたり、自分が新しいなあと思ったものが他の人には新しくないと思われていたり…

              普段の生活で興味を持ってみているものが、それぞれ違うのだからしょうがない…

              とはいえ、軽くショックでした。

              あざらしはやはりシナリオ的な視点に重点を置きすぎたのでしょうかねえ?

              審査は、映像的、今後の可能性など視野に入れた上で評価されたのかもしれませんねえ。





              2008.01.14 Monday

              黒澤明ショートフィルムコンペティション2007 に行ってきました

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                JUGEMテーマ:創作活動

                宴会の幹事になったらホットペッパーでコース情報とオトクなクーポンをGET!

                日曜日、有楽町マリオン朝日ホール11F(厳密には13Fのホール)にて、『黒澤明ショートフィルムコンペティション2007』のノミネートの20作品の上映会がありました。

                別に自分の作品を応募したわけではありませんが、興味があったので観にいってきました。

                作品は1本、10分程度。1作品をのぞいて全ての作品を見ました。

                ノミネート作品は日本の監督が作ったものだけでなく、欧米、アジアの国からの応募作品もあり、国際色豊かなラインアップでした。

                商業映画じゃないし、新しい才能の発掘を企図して開催されたものなので、完成度が一定のレベルを満たしていない作品も中にはあったので、全作品をみるのは少々辛かったです。

                でも、行ってよかったです。普段は、商業映画、テレビドラマなど、それなりの基準を満たしているものばかり観ているので、それが当たり前になっています。しかし、本当はそうじゃないのです。あたりまえの話、シナリオでもコンペに応募される作品の大半(自分のも含めて)が一定のレベルを満たしていないものだし、大賞を取った作品でさえ、テレビ、映画の企画として、成立せずに終るものの方が圧倒的に多いのですから。

                何かが足りなかったり、未完成だなあと思える作品の方が、意外と『ここをこう治せばいいのに』とか『これがまずいなあ』とか発見が多くて却って勉強になりました。

                もちろん気に入った作品もありました。上手いなあと感心した作品もありました。

                あざらしが、個人的に、好きだなあ、気になった、という作品は、

                『新・トントン』(真次 賢 監督)
                『TEST』(Duangtat Hansupanusorn 監督 タイ出身)
                『女・けだもの』(島田 恒 監督)
                『風招き』(嶺 隼樹 監督)

                などなどでした。(あくまでも、あざらしの個人的感想ですので)

                さて、作品を全て(1作品をのぞいて)観終わって、もし来年応募するとしたら、これはNGかなあ…と思ったのは次のポイントでした。

                1 妄想、想像、幻想をネタにした作品がやたらと多かった(不思議なことに日本人監督、欧米の監督を問わず)。1作品なら気にならないけど、これだけ多く出てくると、『もうええやろ!!』と叫びたくなりました。考えてる時は、あたらしいアイデアのように思えても、結構みんな同じようなことを考えてるもんですな。


                2 話の時間軸をずらしたもの、先に起こったことを、もう一度巻き戻して別の人物の視点から時間を繰りかえすもの。この構成をとった作品もやたらと多かった。何でだろ…タランティーノの影響?いや、10年以上前の映画だし、最近なら『運命じゃない人』とかの影響かな?(『運命じゃない』は上手く出来てたけど)でも外人さんの監督の作品にもこの手のが多かったから、流行なのか?

                短編という短い時間内で時間軸をずらして繰り返し同じ時間の話を表裏で見ても、結局話が進んでいないので、『早く話をすすめてくれ!』と、息苦しくなります。


                3 あと、映画コンペということもあり、おそらく(脚本より)映像がやりたくて映画監督になったと思われるので、やはり映像重視の作品が多かったです。それはそれで目を見張るべき映像もあるのですが、シナリオをもう少し練るだけでもっとよくなるのにと思う作品がたくさんありました。ただこれはあくまでも脚本家になりたいあざらしの視点です。映像重視の方の中には10分という短い時間だとシナリオの構成を優先させると、とりたい映像を挟む時間が減って、どっちもつかずになるリスクを抱えているので、あえて映像の強さをとったという方もいたかもしれません。


                4 これも映像をやりたい方の感覚とシナリオ目線からの感覚のズレの問題かもしれないけど、あまり話の本筋に関係ない、そこは切れるだろう、というカットが結構目に付きました。もしかして、せっかくとったカットをそのまま捨てるのがもったいなかったか、話の本筋とは多少関係なくとも、絵になる画なので入れた、ような感じの部分も結構多かったです。10分しかないのだから、それを延々と映すのはちょっともったいないな、と思いました。

                偉そうなことを言ってしまいましたが、元来、短編(10分くらいの)映画というのは難しいはずなのです。

                過去に、日本や欧米の短編のオムニバスとか観たことありますが、大抵、10数作品収録されている中でも、面白いのは、一つのDVDにつき、1作品とか2作品くらいです。結構、有名な監督さんや巨匠が集まって作っていてもです。もしかして短編なので普段出来ないことを短編で実験してみたい、という理由もあるかもしれないし、10分なんかで何が撮れるんだと、最初から映像の力で勝負しようとしている作品もあるかもしれないので、そのように感じるだけかもしれません。

                あざらしもたくさんみたわけではないですが、過去に観たDVDで、結構好きな作品があるので、紹介します。



                『Jam Films S』に収録されている

                『ブラウス』(大杉連出演)
                『すべり台』(石原さとみ出演)

                『Jam Films』に収録されている

                『JUSTICE』(行定勲監督)
                『ARITA』(岩井俊二監督)



                また意外なところで、DVD『ピンポン』に特典映像として収録されている短編、

                『?TING PONG?』(クドカンが撮ってる)

                『セプテンバー11』という9.11のテロの後、世界の映画監督に声をかけて製作されたオムニバス短編集に収録されている今村昌平監督の作品。

                『大人しい日本人』(今村昌平監督)

                セプテンバー11に収録されている作品がどれも名監督さんたちによるものなのですが、結構退屈な作品が多かった、その中で一際輝いていたのが今村昌平監督の作品です。

                田口トモロヲが戦争から復員して蛇になってしまった話ですが、これが作品の面白さ、メッセージもしっかり伝わってくるし、それだけでも『セプテンバー11』のDVDをレンタルする価値アリです。

                ちなみに、黒澤明記念ショートコンペの授賞式までは残らなかったので、どの作品が受賞したのかまだ知りません。

                あざらしが面白かった作品が受賞作品に入ってるかどうか、楽しみです。


                2008.01.09 Wednesday

                NHKドラマ『おシャシャのシャン!』

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                  JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

                  スタッフの旅日記公開中!JTB旅の予約センター

                  NHKを観ていたら、ドラマの番組紹介をやっておりました。

                  ドラマ「おシャシャのシャン!」(1月10日(木)NHK総合 午後8:00〜8:43で放送)、どこかで聞いたような…このタイトル…。

                  思い出しました、あざらしはこれの脚本をどこかで読んでました。

                  そうそう、このドラマの脚本は、第31回創作テレビドラマ大賞」の受賞作でした。

                  某シナリオ雑誌に掲載されていたのを一足先に読んでおりました。

                  そうか…本当にテレビドラマになるんだなあ…。

                  脚本は坂口理子さんという方ですが、あざらし、この方の別の作品も読んでました。

                  テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞の優秀賞も受賞してましたね。

                  『よいお年を… …!』という作品で。

                  個人的には『おシャシャのシャン!』より『よいお年を』の方が面白かったです。

                  シナリオコンクールの受賞者などを見てると、同じ人が別のコンクールでちょこちょこ名前や写真がでて何度も目にすることになるので、自然と覚えてしまいます。

                  昨日、フジヤングシナリオ大賞の佳作作品をまとめ読みしておりましたが、受賞者の一人が、何十本とコンクールにだして、1本ひっかかったのがフジヤングシナリオだった、あとは全滅でしたが、というようなインタビュー記事が載ってました。

                  ほんとにすごい、あざらしなどは、すぐ落ち込んでしまいます。

                  もっとダイハードにならねば。

                  元気付けられました。

                  追記:再放送で『野ブタ。をプロデュース』やってますね。ビデオ録ってもう一度みようかしらん。

                  2008.01.05 Saturday

                  テレビドラマ『鹿男あをによし』

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                    JUGEMテーマ:鹿男あをによし


                    皆様、あけましておめでとうございます。

                    以前書いた「本・読書『鹿男あをによし』」の記事に訂正があります。

                    映画化と書いてしまいましたが、私の勘違いでした。

                    正確にはテレビドラマ化です。フジテレビのドラマらしいです。(大変失礼しました)

                    結構楽しみです。小説の人を喰った雰囲気がドラマ化された時に上手く出るか、また、あの小説の長さをどうやってテレビドラマにふくらませるのか、興味のあるところであります。

                    小説『鹿男あをによし』の作家さんの前の作品『鴨川ホルモー』が面白かったので、『あをによし』にも手を伸ばした次第です。

                    『鹿男』も『鴨川ホルモー』ともに不条理な話ですが、ストーリーが起こる舞台の土地や歴史のディティールが非常に丁寧に積み重ねられていくので、ファンタジーを支える周辺のリアリティーがしっかり構築されています。

                    不条理系やファンタジー系の創作に結構参考になります。


                    ことしはじめての101匹あざらしでございました。
                    (タイ株ブログに先に投稿したので、厳密には今年初めてではありません)

                    正月は東京から実家のある関西に帰省しておりました。

                    今年は青春18切符で鈍行列車で東海道本線を乗り継いで帰りました。

                    そんなの大変だからやめとけ、と止められましたが、話し相手がいれば平気です。

                    ニューヨークまで飛行機で12時間くらいと考えると、地べたを這う飛行機くらいに考えれば、まあそれほどのことでもないのではと思う次第です。

                    と、いいながら一昨日東京に戻ってから、昨日は1日寝てました。

                    やはり疲れは忘れた頃にやってくるということでしょうか。




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